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玉虫

2005年06月04日 - 漆器の素材



建築家の道田淳さんに、タマムシの羽を少し分けていただいた。

タマムシはとんでもなく古い時代から、美術工芸品の素材だった。
法隆寺の玉虫厨子とか。
観る角度によって色が変わるのは、平面に色素があるからではなく、構造色だから。
液晶の下に20の層があり、さらに凹凸がある。
構造色ということは、永久に色褪せない。

タマムシには日本だけで200種以上あるらしく、
最も有名というかポピュラーなのはヤマトタマムシ。
瑠璃色ってどんな色かといえば、この色。
学名はChrysochroa fulgidissima fulgidissimaで、
英語名はJapanease jewel beetleである。そのまんまである。
わけてもらったこれは、たぶん海外生息種とのこと。
でもヤマトタマムシに似ている。
全体的に赤になっているのもあれば、青が強いのもある。

青が、美しい。

タマムシの羽1gあたりの価格は、金1gよりも高い。
取り扱う職業が宝石商という国もある。

何か作れないかということだが、これは難しい。
貝のように平たくないし、卵のように表面を研ぐこともできない。
高山にある茶の湯の森に行かねば。

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