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ヴァント/ブルックナー 交響曲第8番

2007年04月19日 - Music



【classic】

オーディオブランドのエソテリックは、TEACの高級ライン。シビアなオーディオファイルから支持されている。これは、エソテリックの全面協力によるSACD化。第4番から第9番までのボックスが出ていたが、単体でリリース開始。目当ての第8番を購入。
ブルックナーは男しか聴かないという、何だか妙に説得力のある風評がある。無骨で、力で強引に持っていくところがあるからかもしれない。私はブルックナーに対して特別な思いはないし、そもそも交響曲をあまり聴かない。しかしこの8番は好きだ。ブルックナーの楽曲に特徴的な「ブルックナー開始」「ブルックナー・ユニゾン」「ブルックナー・リズム」「ブルックナー休止」などが交響曲第8番にはすべて詰め込まれている。8分の12拍子になったかと思いきや突然の無音。そして何度も繰り返される主題。ラストは感動します。

ベルリンフィルを指揮したこのヴァント盤も有名だけれど、ブルックナーの名演は他にもたくさんある。フルトヴェングラー、クナッツパーツブッシュ、カラヤン、メータ、ヨッフム、ブロムシュテット、アーノンクール。初めて聴いたのはフルトヴェングラーの廉価ボックスでした。

とかく速くて激しいものが好まれるブルックナーですが「荘重に、ゆっくりと」と指示されているところを間延びせずクリアしているヴァントは、それはそれで見事だと思います。このときヴァント89歳。そして、優雅とは異なる厳しい美しさが、エソテリックの技術と音色にマッチしています。とはいうものの、私のオーディオは甘く官能的な音色なので、どこまで本領発揮されているかというと甚だ疑問です。

SACDは3150円で、CDは1550円です。でも、できればSACD5.1chで聴いてみてください。思わず笑ってしまうくらいすごいです。

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