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白と緑を
2006年09月24日 - 漆器のコーディネート
昨年のコレクションラインのテーマは“The black celebration”でした。先日紹介した食材というか調味料を使って、黒や黒に近い器に盛ってみました。あっというまに白ワインを空けてしまう夏の午後の食事ですが、まったく涼しげではありません。
まず、生ハムです。これはスペインのハモン・セラーノで、格付けはアルタ・ガマです。イベリコよりも安価ですが赤色が濃厚で、噛むほどに肉そのものの味と、味つけされた風味が鼻腔に流れ込んできます。その割にはこってりとしていないので、白ワインに合います。50グラムからスライスして売ってくれるお店があるので、とてもありがたいです。だいたい50グラムで、いつも4枚です。ルッコラとあわせてパスタの具にするのもいいですね。ピザには向いていません。これを、お鮨屋さんからの注文で作った欅の黒塗り木出し仕上げの板の失敗作に広げ、その上からメープルシロップ。塩や香辛料で味つけされていて脂も多いので、それだけでじゅうぶんです。たっぷりとメープルシロップをつけたくなること間違いなしです。ガルニには生のマッシュルーム。味つけはトラパーニ塩とオリーブオイル。木出し仕上げなのでハムがぴったりとはりつくことがありません。
次はご存知モッツァレラチーズです。トマトと合わせたカプレーゼでいただくことが多いですが、漆には白と緑だけのほうが映えるので、トマト抜きです。溜塗の羽衣盆にモッツァレラを盛りつけ、またもやトラパーニ塩と、ブラックペッパー。味をつけたら、バジルの葉をあしらいます。私の住まいの近くにあるスーパーには、しなびたバジルしかありません。なので、ホームセンターの園芸コーナーでバジルの苗を購入して、食べる直前に摘みます。こっちのほうが安上がりです。その気になれば育てることもできます。最後にルッコラソースを周りに添えて、できあがり。ルッコラの香ばしさが味を引き締め、オリーブオイルとパルミジャーノがコクを加えます。
最後にブルスケッタ。というかトマト。ほんとうはサンマルツァーノが良いですし日本ではフルーツトマトが向いていますが、うちが作っているのは栽培しやすく改良された、ありふれた桃太郎です。なのでなおさら味つけが大切になってきます。かなりアレンジしています。トマトは湯むきして種をとりのぞき、小さな賽の目切り。これもご想像通りトラパーニ塩と、グリーンペッパー。さらに、焼いたにんにくをすりおろしたものとレモンの絞り汁とオリーブオイル、そしてメープルシロップを加えて味を整えます。冷蔵庫で1時間ほど冷やし、なじませればできあがり。なじませると味が劇的に変わります。茹でて冷やしたカッペリーニのソースにすれば、夏の昼ご飯になります。食べる前にイタリアンパセリ(残念ながら乾燥です)をふり、バゲットを薄く切ったガーリックトーストを添えます。ガーリックトーストも週に一度まとめて作り、冷凍しています。レンジで解凍というか加熱すると、勝手にいい感じに焦げてくれます。それらをこのように木目を残した黒摺りカップに入れるとカフェっぽくなってしまうのが悲喜劇です。
箸置きは黄溜、箸は黒の乾漆、スプーンは拭漆。最もポピュラーな、黒塗りの艶ありや艶消しを省いても、これだけのバリエーションがあります。冒頭の画像の背後に写っているワインクーラーは、漆の木から樹液を採取するとき木に掛けておく桶です。できればスプーンを省いて撮りたかったのですが、それだとブルスケッタをいただけないので加えました。下の画像でマッシュルームが円弧を描くように置かれていますが、こうすると、冒頭の画像のアングルではテーブルや板と平行の直線に見えます。という構図は解るのですが、私の撮影能力では、肝心のシズル感がとぼしいです。
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コメント
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>i様
楽しんでいただけたようで何よりです。本やレコードなど部屋の物をとっちらかすのはかまわないのですが、パソコンの中がi様仕様になっています。Google mailもmixiも、開くとあなたのところでした。
冬、お待ちしています。
楽しんでいただけたようで何よりです。本やレコードなど部屋の物をとっちらかすのはかまわないのですが、パソコンの中がi様仕様になっています。Google mailもmixiも、開くとあなたのところでした。
冬、お待ちしています。
- 2006-09-26 |
- ■kota■
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