The Flaming Lips,Loka,Makoto Nakamura,Anouar Brahem & Maria Joao Pires.

2006年07月11日 - Music

上質の音楽を聴くよろこび、新しい音を体験するよろこび。
ひさしぶりにJMさんのTB企画に参加。
今年リリースの中から、各ジャンル1枚。


画像上段左から;

【rock & pops】
■The Flaming Lips『At war with the mystics』2006.4.12リリース
唯我独尊、フレイミング・リップス。
色とりどりの花が咲き乱れる、サイケデリックの一大絵巻。
詞には強烈なアティチュード。


【dance & electronica】
■Loka『Fire Shepherds』2006.4.15リリース
ニンジャチューンレーベルのスーパーノヴァ、ロカ。
シネマティック・オーケストラを力強く、振れ幅を大きくした音。
インプロジャズ、エレクトロニカ、映画音楽、サイケデリック。


【jazz】
■中村真『紡がれた印象』2006.7.5リリース
春に5メートル先でピアノを弾いているのを観た、中村真のソロピアノ。
今月24日に、再び山代温泉でライブがあります。
聴き流すことのできない“Blue in Green”に、意識が集中。
ケースに、2006/5/16付のサインをいただいた。


【ecm】
■Anouar Brahem『Le voyage de sahar』ECM1915 2006.2.24リリース
イスラムとヨーロッパが混ざりあう北アフリカの地中海沿岸、
チュニジア出身のアヌアル・ブラヒム
楽器の女王とアラブでは呼ばれる、ウードの奏者。
バックは、フランス人のピアノとアコーディオン。
微分音が、郷愁と感傷を紡ぎ出す。


【classic】
■Maria Joao Pires『W.A.Mozart Complete Piano Sonatas』2006.3.2リリース
再発。知っている人には当たり前すぎてつまらないセレクト。
モーツァルトのピアノソナタ全集。
マリア・ジョアン・ピリスが、若き日に残した奇跡の演奏。
1974年、ピリス29歳。録音は日本。
未来が輝いている。怜悧で透明感にあふれている。
水滴が肌の上で珠になっているような、若さと生命感に溢れた音。
10年以上前、DENON盤のLPを、ガラードからアンプ4台を経由したタンノイで聴いた。
それから、この盤は、私にとってモーツァルトピアノソナタのマスターピースとなった。
8月には1989年録音のドイツグラモフォン盤ピアノソナタ全集も廉価BOX化される。
だが、ピリスのモーツアルトといえば、このDENON盤以外考えられない。
曲として好きなのは、ありきたりだがやはりK.310イ短調、K.311ニ長調、K.284ニ長調、K332ヘ長調。
この5枚組BOXではK.311がすばらしい。

あとは、このブログの過去ログ「Music」カテゴリで随時取り上げたものはすべて良かった。
それらの他に、良かったものをいくつか。

ハワイの音色、スラック・キー・ギターで弾き語られるジャズとポップスのスタンダード、ジェフ・ピーターソン。“ピアノが望んだバンド”と称される、ピアノ、ベース、ドラムという3ピースでロックを奏でるバンド、キーン。映画「皇帝ペンギン」で一躍名を広げたフレンチ・エレクトロニカのエミリー・シモン。スモーキーで太くて重い低音が心地よい、ブリストルとジャマイカの融合、ナイトメアズ・オン・ワックス

でもいちばん真剣に聴いた時間が長いのは、昨年秋に再発されたジャスティン・ヒースクリフ。これは、ライブをやらなくなった後期ビートルズが好きな人は必聴。背筋が凍ります。アビイロード・スタジオで、ビートルズが使った機材をいじり倒し、ビートルズと同じ音色・質感・音響を再現した音響実験の伝説・神話。偏執狂の到達点。リッケンバッカーのこもりや歪みまでビートルズとまったく同じ。これが35年前に日本人によって作り出されたものだとは信じ難い。

気になっているのはブラッド・メルドーと、シフのベートーヴェンピアノソナタ第2弾と、フィンチ。

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JMB連携TB企画第58弾/2006年上半期 Best Musicは

すっかり放置中のJapanMusicBlogなんですが、久々にエントリしてみよ...

4321/Giana Viscardi

私事ですがいろいろとありまして、更新がずっとできませんでした。これからは、パソコンにじっくりと向き合う時間も取れそうなので、ぼちぼちエントリーをしていきたいと思っています。これからもよろしくお願いします。さて、気が付いたらなんと7月!お休みしている....

コメント

JM様

こんばんは、ごぶさたしておりました。漆器屋でした。

雑食性に拍車がかかって、世界中の音を探しています。
ジャンルや定義づけが無意味なことにも気づいてきました。
ワールドカップのときだけ盛り上がるにわかサッカーファンでもあるのですが、
先日、にわかファンであることを正当化する良い言葉を思いつきました。
「クオリティの高いものが好きなだけ」
言葉遊びですが、この言葉は、私の音楽の嗜好にもあてはまればいいなと思っています。
少々格好つけ過ぎですが。

ピリスは4200円の国内盤しかありません。
バラなら輸入盤もありますよ。第三集がおすすめです。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00018H0EA/
有名曲ばかりで、多くのピアニストがとりあげた曲だからこそ、
若き日のピリスの資質が際立っています。

画像はしょぼいですよ。
200万画素のカメラで、ここに載せるときにはものすごく軽くしていますし。
できあがり予想図の通りに撮れずに苦労しています。半分は妥協の産物です。
  • 2006-07-13 |
  • ■kota■
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  • edit ]

not subject

TB&ご参加ありがとうございます。
すごく幅広く聴いてらっしゃるのですね。
漆器作りと音へのセンスも相通ずるものがあるのではないのでしょうか。
ジャケット写真の撮り方にもそれを感じます。
最近は写真に凝ってるのでついつい目が行きます:D

サイケデリックにインプロジャズ、ピアノソロとどれも聴いてみたい。
一番気になったのはMaria Joao Piresかな。
チェックします:D

shosen様

ごぶさたしておりました。
ウードは、基音と倍音以外を排除していった西洋楽器の進歩とは異なり、微分音が残されています。
そして、アラブ特有の音階を弾くことができます。とても不思議です。

曹洞宗でしたか。存じ上げておりませんでした。
応量器は普遍的で、完成されたかたちですね。
シンプルなものが最も偉大だ、というある音楽家の言葉があてはまるもののひとつだと思います。
そのようなものを手がけることができ、こちらこそお礼申し上げます。
  • 2006-07-12 |
  • ■kota■
  • URL
  • edit ]

not subject

こちらでは初めまして! 変わらず幅広いセレクトで勉強になります。
ウードっていうのはそそりますね。東洋〜中近東の民族楽器は好きな音色が多いです。

追伸ですが
漆器を扱っていらっしゃって、応量器も作っておられるのですね。私は曹洞宗なので、代表して(笑)お礼申し上げます。
  • 2006-07-11 |
  • shosen
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