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私の好きな「コピー」

2007年09月27日 - Pleasure

1990年代前半、私はしがないコピーライターでした。「大手町へ直通35分! 緑あふれる文教の地」とか「今年の夏は、忘れられない夏になる。 体験入学開催」とか「急にトイレが詰まったら、大変だ!」とか、即物的な煽りに加担していたわけです。バン(エクスクラメーション)をふたつにしてよとクライアントに言われたら、何の抵抗もせずふたつにしていました。そんなわけで広告にはちょっとした思い入れがあり、雑誌を手にすると表2と表4に載っている広告で雑誌の特性を判断しちゃいますし、日経を手にすれば15段はあるかなと見ますし、テレビも広告以外はF1やテニスやサッカーや自転車などのスポーツか深夜のNHK教育しか観ないという偏った生活をしています。

広告は非常に洗練された方法論によって、私たちの生活の中へ自然に忍び寄っています。その中でも私が好きなコピーベスト3は

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2007年09月23日 - 漆のあいうえお

■血

琉球漆器の独特な赤色は豚の血によって出されているとまことしやかに言われていますが、実際はそうではありません。かつて下地の材料に使われていた(豚血下地)というのが正確です。琉球漆器に使われる木材(沖縄に多く見られた木材)は気泡が多く、下地材を大量に使います。そのため、身近な豚の血を使うようになったのです。さらに砂などを混ぜてかさを稼ぐこともあったようです。科学技術が発達し、より「効率的」な方法が普及している現在では、豚の血は使われていません。琉球漆器の朱色が鮮やかなのは、沖縄が漆を固める(いわゆる「乾燥させる」)ために必要な気候条件を備え過ぎているため、朱色の顔料を他の産地よりも二割ほど多く使い、さらに油を混ぜているからです。他にない鮮やかさ、というのは、単に顔料が多いからです。

2007年09月17日 - 漆のあいうえお

■耐久性

漆器は、ちゃんと作ったものをちゃんと使えば、100年くらい平気で使えます。

2007年09月09日 - 漆のあいうえお

■素材

私が作る漆器の素材は、木と、樹液と、土と、石と、鉄と、草花の汁です。ものによって、米、銅、金、銀、麻、和紙を使います。体に害がなく、捨てても燃やしても自然に還るものです。水銀やカドミウムが含まれた朱色を使ったり、下地や漆に石油由来の材料を加え扱いやすさとコスト低減を図っていながら、素材は木と漆の「自然素材だけ」と嘘をついて売っているところが山中漆器をはじめ全国の製造者や販売者にも見受けられますが、そのようなことをするくらいなら私は漆器屋をやめます。そろそろ漆器も、使用して良い素材と使用してはいけない素材の明確な基準を設けてもよいのではないかと思います。食べ物を入れる器であり口をつけるものなのに劇物指定されている素材がまかり通っている状態、体にも自然にも優しくないものを作って売っている状態が間違っていると、製造者自身が気づかなければいけません。

飲食店の馴染客になるには

2007年09月08日 - Pleasure

誰でも平等にできる、とても簡単なことです。
私は10年以上前から「いい店だな」と思ったらこうしています。
 

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2007年09月02日 - 漆のあいうえお

■世界標準

ありません。それを目指すと、均質で(木と漆よりも)安定した素材になります。漆器は、その土地の風土と大きく関わっています。日本人の多いアメリカ西海岸は市場として狙い目なのですが、あれだけ乾燥していると、漆器は数年で変形してきます。変形しない「漆器」については、よくわかりません。また、ヨーロッパは漆と蒔絵に深い理解を持っていますが、アメリカでイベントを開催すると、遅々として進まない蒔絵(ちゃんとプロセスを見せようとしたら1か月かかるためイベントなんかでは土台無理な話なのでプロセスの極一部を見せるに過ぎないのだけれど漆絵を蒔絵だと言ってささっと描く実演をしている人もいるために漆絵を蒔絵だと思っている人が世の中には多い)の実演には人が寄り付かず、一瞬にして絵ができあがるシルクスクリーンに驚嘆します。漆器の修復を専門に手がける人は日本にはいませんが、ヨーロッパにはいます。密度が高くて脂肪分の多い樹木が生えている土地では、漆を塗る必要がないので無塗装の木のままで使います。

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Tsuyoshi Kotaniguchi
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